50歳からの男と女の話

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内田游雲（うちだ ゆううん）
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトは、恋愛をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」や運をテーマにしたブログ「運の研究－洩天機－」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営（メルマガ編）】も発行中（無料）

世の中の、ほとんどの男性が、女性にモテたいと願っている。これは、間違いないだろう。

では、そもそもどのような男性がモテるのだろうか？

もちろん人によって、好みが分かれるので一つのタイプと言う訳にはいかないだろうが、それでも絶対的にモテるタイプというのが存在しする。

それが、
「余裕のある大人の男性」
である。

ほとんどの女性が余裕のある男性に惹かれる。
これは、自分の周囲にいるモテるといわれる男性を観察してみれば、直ぐに気が付くだろう。彼らは、どこか落ち着いていて、大人の余裕を持っているものだ。

以前、何かの番組で全くモテないオス犬をモテるようにするという番組があったが、このオス犬は、気にいった雌犬がいるとすぐ追っかけまわしてフラれてばかりいる。
そこで、訓練して、堂々とじっと座っていることができるようになったら、雌犬の方から寄ってくるようになり、めでたく彼女ができた。

まあ、犬と人間を同じにしてはいけないだろうが、それでも余裕あふれる姿は、人間であれ、犬であれ、雌を惹きつけるものなのである。

こうした大人の男としての余裕を作り出すものが自信だ。

男性の余裕とは、じつは、何らかの自信（イケメンだとか金持ちだとか、喧嘩が強いとか、じつはアレが大きいなど）に裏打ちされることで身につく。こうした自信が滲み出て、大人の余裕を醸し出すようになる。

そして、自信が滲み出るようになると、モテるようになり、そのモテている現実がさらに自信となって、もっとモテるようになっていく。

こうして、モテる男性とモテない男性の格差は、拡大の一途をたどることになってしまう。モテる男は、ますますモテるようになり、モテない男は、ますますモテなくなるのである。

そして、この男としての自信は、一朝一夕に得られるものではない。
時間のかかるものである。
だから、初めのうちは、まずは余裕のあるふりをして演じるしかない。
余裕のある男のふりをするのだ。

たとえ、実際には、コンプレックスの塊だったとしても、余裕のある振りなら、誰にでもすることができる。

たとえ童貞であっても、女性の前ではヤリチンを装い続ける。
どんなピンチに遭遇しても、逃げずに余裕がある男を演じ続ける。
自信もないのに、余裕のある男を演じるのは滑稽ではあるのだが、たとえそれが、やせ我慢であったとしても、それでも演じ続けるのだ。

そもそも、フラれて傷つくことを恐れて、何も行動を起こさなかったツケが自信のない今につながっている。

「あのときこうしていれば・・・」
こうした反省と後悔は、男ならだれにだってあるはずだ。

そんな反省と後悔、タラレバを今もこれからも、ずっとくりかえすのであればそれもいいだろう。
しかし、タラレバ娘ならぬタラレバ男には、女性は絶対に寄ってこない。
モテたいのであれば、男は、どこかで見栄を張り無理をする必要があるのだ。

そもそも女性運などは、天から降ってくるものではない。
己の行動と才覚で手に入れるものだ。
余裕のある男を演じ続けていれば、いつか本物の余裕が出て来るようになる。

基本的にどのような男性だって自分に自信などないものである。
ただ、見え張って余裕ぶっているだけだ。
それでいい。
これこそが、モテる男の姿なのだ。

本気で自信満々な男など単なるナルシストでしかない。
これは、女性どころか、男性からも嫌われるただの勘違い野郎だ。

まずは、見栄を張って余裕ぶる。

その結果、
「自信は他信を呼び、他信は自信を拡大する」
そして、余裕のある大人に自然となっていくのだ。