デートで女性に財布を開かせてはいけない
最近は、デートでも割り勘が当たり前だという話を聞く。女性も男性と同じくらい働くのが当たり前の時代だし、合理的に考えれば、確かに割り勘が当たり前かもしれない。しかし、2人きりのシチュエーションでは、男性が奢るのが当たり前でいい。ところが2人きりでの食事やデートでの場合も、頑なに自分の分を払おうとする女性の話を耳にすると、なんとも、風情のない女性が増えてしまったものだと残念に思う。(内田游雲)
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内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトは、恋愛をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」や運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
デートでも割り勘が当たり前
最近は、デートでも割り勘が当たり前だという話をよく聞く。
まあ、昔と違って、女性も男性と同じくらい働くのが当たり前の時代であり、実家暮らしだと、生活費もあまりかからないから、安月給で独り暮らしの男よりも、平均的に金を持っているのは間違いない。
これは確かに事実だろう。
合理的に考えれば、確かに割り勘が当たり前かもしれない。
さらには、男性が「ここは奢るから」といっても、女性の側が断固拒否する場合も多いと聞く。確かに男女混合のグループで飲み食いしたら、こういうこともありかとは思う。
しかし、2人きりでの食事やデートでの場合も、頑なに自分の分を払おうとする女性の話を耳にすると、なんとも、風情のない女性が増えてしまったものだと残念に思うのだ。
2人きりのシチュエーションでは、男性が奢るのが当たり前である。そして、女性の側もそれを受け入れて欲しいものだ。
デート代は男が全部奢るべき
私は、これまでデート代を女性と割り勘にしたことは一度もない。全部払ってきた。若くて金が無い時でもそうしてきたものだ。たとえ、翌日から食費すらなくなって、パンの耳をかじっていたとしても、見栄はってそうしてきたものである。
全財産はたいて奢って、フラれて帰りがけに
「ありがとう、今日は楽しかったわ」
という言葉に、心の中で、
「そりゃあ、お前はな!」
そう、悔し涙を心で流しながら、笑顔で別れるなんて、何度あったことか・・・。
しかし、たとえそれでも男は奢らなきゃならないのだ。
こうした話をすると、おっさんの戯言のように聞こえるかもしれないが戯言上等だ。もちろん、奢ったんだから、ヤラせろっていうことではない。
そもそも、
「奢ってもらったんだからホテルいくしかない」
なんて、考える女性など、昔も今もいるわけがない。
それは、かなり心が病んでいそうで、むしろ怖い。
割り勘では恋愛の機微がない
じゃあ、なぜ、奢るのか?
「今日は俺が払うから」
「えっ、いいの?」
「大丈夫、心配しないで」
「本当にいいの?じゃあ、ごちそうさま」
こうした他愛のないやり取りの中にも、女性の心の機微を感じて楽しむ為だ。
二人での、食事や飲み、つまりデートとは、お互いの心の探り合いである。スケベ心で奢ろうとする男の下心を見抜きながら、さりげなく距離感を演出する女性。ここにこそ、デートの醍醐味があるのであって、そこはかとない恋愛の風情と微量のエロスを感じる部分である。
そして、何回かのデートのタイミングで、女性のガードが開く瞬間を察知して全力で突進してトライを決める。これこそがデートをする本当の楽しみなのだ。
しかし、そうしたことを見透かして、奢られたくないなどと思う女性など、一緒にて楽しくもなんともないだろう。
今時の割り勘社会では、こうした、男女の機微や風情を感じることなどできない。そもそも、そんな、ガチガチにガードを固めた女性と飲みに行っても楽しくもなんともない、それこそ、金の無駄でしかない。
それよりも、男の妄想を知りながら許してくれる、ちょっと脇の甘い女性の方が絶対に楽しいし、賢い女性だろうと私は思う。
「奢るから飲みに行こうよ」
こういった誘いに乗ってくる女性とのほうが、絶対に楽しい酒になるに決まっている。