惚れ薬(媚薬)があったら欲しい

もし必ずモテるようになるという薬が発明されたら,あなたは買うだろうか?私は、間違いなく買いそうだ(笑)人間は、表面的には、いろいろな取り繕いをするが、「モテたい」という感情の底には、本能的な欲求に突き動かされる衝動がある。人類の歴史の中で、恋愛は巨大な影響をもたらしてきたのだ。だからこそ、惚れ薬に何千万でも何億でも出す人がいるのである。(内田游雲)

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内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトは、恋愛をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」や運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

もし必ずモテるようになるという薬が発明されたら,あなたは買うだろうか?
私は、間違いなく買いそうだ(笑)

もしかしたら、そんな薬は倫理的に考えて、買いたくないと思う人もいるかもしれないが、こっそりと、誰にも知られずに手に入るのならば、男女関係なく、ほとんどの人が買いたいと思うのではないだろうか?

モテたい欲求は全人類共通

このモテる薬、古代より惚れ薬として、色々なものが伝承している。
古代ギリシャ時代は、子牛の脳、おおかみのしっぽ、ヘビの骨、フクロウの羽、人間の死体の一部を原料とし、これらは大きな鉄釜の中でかき混ぜられ、惚れ薬として用いられていた。
人間の死体の一部というのはアレだが、現代に作ったらスゲー高くなりそうではある。

古代中国では、蜂蜜、胡椒、強力な催淫効果のあるといわれるジンセン・ルートを原料とした惚れ薬があった。
一方、西洋で有名なのが「マンドラゴラ(マンドレイク)」、この草は形が女性の体に似ているため、古くから強力な惚れ薬と信じられていたし、日本ではイモリの黒焼きが有名である。
とにかく、モテる薬は、人類の歴史と共にあったと考えていい。

では、あなたが、こういった薬を買いたいとすれば、その薬にいくらまでならば支払うだろうか?
もちろん、これは人によってそれぞれだろう。その人の経済力にもよるだろうが。

私は、いくら払うかって?
それは秘密だ(笑)

しかし、経済的に余裕があれば何千万でも何億でも出す人もいるに違いないだろう。
それくらい「異性にモテたい」という思いは、人間にとって強いのである。

男女問わず、さらには年齢にかかわらず、誰もがきっと心のどこかで「モテたい」と思っているはずだ。

モテるとはどういうことか?

それでは、ちょっと想像してみて欲しい。
あなたは、どのような状態をモテるというのだろうか。

「不特定多数からモテる」
「思いをよせる特定の人からモテる」

たいていこの二つのパターンだろう。私の場合は、「不特定多数からモテる」が理想だ。若い女の子にキャーキャー言われたい。

だから、10代の頃は、ひそかにアイドルになりたいと思っていた。

いまも、そういった欲求はある。さすがにアイドルはもう無理だが・・・

しかし、
「好きでもない相手から、好かれても迷惑なだけだ!」
そう思う人もいるだろう。

この二つのパターンは、同じモテたいという動機でも、その根本にある欲求が違っている。
同じモテたいという内容でも、全く別物なのだ。

人はなぜモテたいのか

では、「人はなぜモテたいのか?」について考えてみたことがあるだろうか?

モテるということは、その後ろにある人間の本能的な欲求を満たせると感じるからだ。
特に、恋愛に関連の深い欲望は7つある。

「セックス欲」
「安全安心安泰でいたい」
「気持ちいい刺激がほしい」
「美しくありたい(カッコよくありたい)」
「愛されたい!愛したい!」
「社会的に認められたい」
「自己重要感を得たい」

私たちは、モテることで、これらの欲望を満たしてくれるだろうと感じるからだ。
だから、「モテたい」のだ。

たとえば、モテると、「愛されたい!愛したい!」という欲求が満たされそうである。モテると刺激もあるし、当然「気持ちいい刺激がほしい」も満たされ、関係が深まれば「セックス欲」も満たれるに違いないだろう。

それだけではない。
モテるというのは「自分から誰かを好きになる」というのとは違う。
つまり自分が傷つくことはない「安全安心安泰欲」も満たされるのだ。
その上、結婚できれば、社会的な安全や経済的な安心がもたらされるとさえ思っている。
それどころか、経済的な価値まで手に入れられる可能性すらあるのだ。

モテると誰かに自慢できる

さらには、現在社会において「モテる」ということは一種のステータスでもある。

「モテる」ということは、人間としての価値があるのだという思い込みが社会に蔓延している。
だから、「モテる」ことは、単純に恋愛という部分だけでなく、それは「社会的に認められた」ことにもなるし、「自己達成したい」という欲求さえ満たされるように感じるのだ。

その上、相手が美人だったり、イケメンだったりすれば、
「どうだ、凄いだろう!」
なんて、自慢できたりする。こういった虚栄心さえも満たしてくれるのも、「モテる」ということなのだ。

このように単に「モテる」という現象の中に、人は、いろいろな欲望を満たしてくれる可能性を感じるので、人は、男女問わず、更には年齢も関係なく「モテたい」と感じるのだ。

人間は、表面的には、いろいろな取り繕いをするが、「モテたい」という感情の底には、こういった本能的な欲求に突き動かされているということなのである。
だからこそ、惚れ薬に何千万でも何億でも出す人がいる可能性があるのだ。

恋愛は欲求を満たす魔法の薬

惚れ薬があったら欲しいと、最初に書いたが、こうして考えてくれば、恋愛そのものが多くの欲求を満たしてくれる魔法の薬なのだ。

「セックス欲」
「安全安心安泰でいたい」
「気持ちいい刺激がほしい」
「美しくありたい(カッコよくありたい)」
「愛されたい!愛したい!」
「社会的に認められたい」
「自己重要感を得たい」

こうした多くの欲求を一度に満足させてくれる、恋愛はとんでもない効果を持つ魔法の薬そのものなのである。

さらには、恋愛をすると若返るなど、人間の体に大きな影響を与える上、その心理描写が小説や映画になったり、更には、絵のモチーフになったりと、芸術には欠かせないものだ。
そもそも、人が着飾ろうとする行動のそこには、異性にモテたいと思うからで、香水などは、そのまま異性を匂いで引きつけようとする商品である。

このように人類の歴史の中で、恋愛は巨大な影響をもたらしてきたのだ。
だから、惚れ薬だろうがなんだろうが、恋愛運を上げることが、人生の充実に不可欠だということだ。

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