恋愛強者になるには話し方を身につける

人は聞くより話すほうが好き

「会話のキャッチボールができません。
 どうすれば、うまく会話を続けられるでしょうか?」

こうした恋愛相談を、本当によくされる。(私はビジネスコンサルタントだ。)それだけ、「話し方」が難しいと感じるのだろう。

では、「モテる話し方」は、どうすればできるのだろうか。

「モテる話し方」でまず覚えておいてほしいのが、人間は誰でも、「聞く」より「話す」ほうが好きな生き物だということだ。

じつは、
「会話が盛り上がって楽しい!」
ということは、裏を返せば
「たくさん話せて楽しい!」
ということだ。

私は、ビジネスコンサルタントという仕事柄、これまで、いろんな人と話をしてきたが、「話す」よりも「聞く」ほうが好きという人には、出会ったことがない。


さらに、特に女性は話を聞いてほしい生き物だ。だから、女性と上手に会話をしようと思えば、とにかく相手に話をさせることである。

ひたすら聞く側に回ること。
これが1つ目のポイントである。

女性の心をつかむには、とにかく話を真剣に聞くこと。
これに尽きる。

「話す2割、聞く8割」
これ位で丁度いい感じだ。とにかく相手に話をさせるのが基本である。

笑顔と真顔の使い分け

さらに相手に、気分よく話させる2つ目のポイントは、上手な相づちを打つことだ。
これはつまり、私はしっかりと話を聞いているよというアピールである。

相づちにも、色々あるが、難しく考えることはない。
私は基本的に、
「相づちは声に出さず、黙ってうなずくだけでいい」
と思っている。

相手に気持ちよく話をしてもらうためには、まず、余分な音を差し挟まない。黙ってうなずくだけで十分だ。

さらに、目を見て、たまに「そうなんだ」「大変だね」「すごいね」と言ってあげれれば、それで最高である。この共感を示す相づちは、恋愛トークに限らずセールスなどでも非常に重要だ。


「そうなんだ」「大変だね」「すごいね」という3つの相づちを適宜打つことで、相手は「この人は、自分のことをわかってくれる」という気持ちになる。

そして、もうひとつ大事なのが表情だ。簡単に言えば、笑顔と真顔の使い分けである。
相手が、楽しそうな話なら笑顔で聞く。
相手の話がシリアスになれば、真顔で聞く。
この二つを使い分けるだけで、会話はどんどん勝手に盛り上がっていく。といっても、相手がどんどん話を勝手に盛り上げていってくれるだけだが。

質問で話の進み方が変わる

会話を盛り上げる為の3つ目のポイントは、上手な質問をするということだ。質問力はモテる話し方の必須条件ですが、何でもかんでも質問すればいいわけではない。

会話には、
「相手に聞いていいこと」
「聞くと失敗すること」
が、それぞれある。
それをきちんと見極め、聞いていい質問だけすることだ。

これは、相手との距離感の問題だ。最初から変な質問をするのはNGだが、ある程度親近感が出て来たら、ストレートに聞いても大丈夫。特に相手の心の深く入り込みたかったら、あえて、微妙な内容でも踏み込んで聞いていくほうがいい。


そもそも、モテたい理由は何かというと、その相手と、より親密な関係を築くことだ。だから、聞きにくい事を聞けるようになると、距離感が一気に近くなる。

だとえば、よく言われる聞くと失敗する質問の代表例として、「年齢」「家族」「おカネ」のこと、さらには、「住んでいる場所」なども初対面の女性に聞くのは、不快感を持たれかねないと言われる。しかし、ここを踏み込まない限り、ただ、楽しかったで終わる会話になる。

もちろん、最初は、聞いても差し障りない質問として、「好きな食べ物」「趣味」「持ち物」についてあたりを話のきっかけにするが、しかし、少し盛り上がったら、声のトーンを落として、微妙な内容に踏み込んでいく。この時に気を付けなければいけないのが、つい、自分の価値観を押し付けてしまうことだ。

そうではなく、相手の話を全肯定する。ここで、「そうなんだ」「大変だね」「すごいね」の鉄板相づちを使う。そして、とどめが「よく頑張ったね」だ。
会話の基本は、こうした流れだ。

会話で相手を丸裸にする

私の場合、二人きりで1時間話せば、相手を丸裸にする。もちろん、服を脱がすのではない。その相手が、どこに生まれて、どのような人生を歩いてきて、どのようなトラウマを抱えていて、さらに、今どのような不満を持っているか。

相手の心の中の、ドロドロの部分まで話させる。二人きりの場所であれば、確実に泣かせる。ここまでになると、後は、付き合うのも簡単だし、セックスすることも簡単になる。

巷には、よく口説きのテクニックなどが氾濫しているが、実はそんなものは必要ない。それよりも、「話し方」、より正確に言えば「聞き出し方」のほうがよほど重要だ。

これさえできれば、あの手この手で、口説く必要などない。相手から、勝手に惚れてくれるものだ。
あとは、自分が好きな方向に誘導するだけになる。

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