男の魅力とは人生の経験値

人生をどう生きてきたかで、その人の魅力は大きく変わっていく。人間は年齢を重ねるにつけ、その人の品性や知性、考え方がそのまま顔や所作に表れてくるものだ。さまざまな経験の積み重ねによって人の内面で育まれてきたものが、そのまま「顔」や「所作」に滲み出てくる。魅力とは、それまでの人生によって作られるものだ。(内田游雲)

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内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトは、恋愛をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」や運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

「50代の男性と恋愛できますか?」
こうした質問をすると、特に若い女性からは、

「え~、ありえない!」
「加齢臭が・・・」
といった回答が返ってくる。

50代の男は最強のモテ世代

しかし、30年ほど前に比べて相対年齢が8~10歳ほど若くなってきているから、実際には、50代過ぎの男性はとても、魅力的なはずなのだ。

30年前の男性のピークが45歳あたりだとすると、現代においては、53~58位がが男性のピークとみていいだろう。

しかし、残念ながら、この魅力は10代・20代の若い世代にはなかなか通用しない。
この世代は、やはりビジュアル重視になりがちだからだ。50代過ぎの男性が20代の男性と競っても、肉体的な魅力では絶対に叶わない。

特に50代過ぎの男性に魅力を感じてもらいやすい女性の世代は、30代の後半からの女性だ。
まずは、この点を踏まえた上で、50代過ぎの男性の魅力について掘り下げていく。

50代過ぎの男性の魅力とは

そもそも、女性が感じる男性の魅力とは、
包容力
経済力
優しさ
こうしたものだ。

もちろん、ビジュアルに魅力を感じる女性も多くいるが、それだけが魅力ではない。

女性の本能的な欲求に、守ってもらいたいという本能がある。
これは、肉体的に弱者である女性が、原始時代から脳に刻み込んだ本能だ
原始時代は、それが肉体的な力を意味しましたが、現在では、それが経済力や知的能力、さらには感情的な包容力といったものになっている。

包容力・経済力・優しさといった男の魅力

そして男性が最も魅力を発揮するポイントが、
「人生の経験値」
である。

50代を過ぎると、仕事でいろいろな経験を積んでいる。
その経験をもとに、女性の人生における多くの悩みや問題解決に的確な助言をしたり、その経験や人脈などを使って解決し彼女を守ることができるのである。

50代過ぎの男性は、女性に対する包容力や経済力、優しさといった魅力のピークにある世代である。
だから、モテないはずはないのだ。

男の魅力を備えているか

しかし、ひとくくりに50代過ぎの男性といっても、ここまでの人生をどう生きてきたかで、その人の魅力は大きく変わっていく。

第16代アメリカ大統領リンカーンの有名な言葉に
「40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て」
というものがある。

リンカーンは、閣僚を選任するにあたり、その後任の候補として、ある人物が推薦されだ。
「その人は大変有能な人であり、是非に!」
推薦人には、そうした強い思いがあったのだそうだ。

ところが、彼と会ったリンカーンは採用しなかった。
後日、なぜ彼を採用しないのか、と推薦人から質問された時に答えたのが
「顔が悪すぎる。40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持ちなさい」
という言葉なのだ。

リンカーンの時代から比べれば平均寿命が伸びているから、当時の40過ぎだとしたら、今では50過ぎたら位の感じだろう。

この時のリンカーンが52歳位である。
ちなみに、リンカーンが暗殺されたのが56歳だ。

魅力は歩んだ人生で作られる

人間は年齢を重ねるにつけ、その人の品性や知性、考え方がそのまま顔に表れてくる。

その人が、どのような人生を歩んできたのか?
日々の場面、場面で何を考え、どう行動してきたか?

こうしたことの積み重ねによって人の内面で育まれてきたものが、そのまま「顔」に滲み出てくるのだ。

50代過ぎの男の魅力は過ごした人生による

特に、どのような仕事をしてきたかが魅力を作っている。
公務員をしてきた方は、公務員の顔をしている。
経営者の人は、やはり経営者の顔をしているものだ。
いきなり着飾ったとしても、付け焼き刃で魅力を作れないのが人生の後半でもあるのだ。

50代を過ぎた男性がモテるかどうかは、それまでの人生にかかっているのである。

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